『ザ・ウィンド・イン・ザ・ウィロウズ』

― 風は忘れさせる ―

朗読とオールドギターで綴る “リサイト・ア・ポエム”

イギリスを代表する美しいファンタジー

ケネス・グレーアム(1859-1930)・作  
明石 綾・編

表紙絵:丸山直文
SPCD-2 税込2,500円

朗読:明石 綾、19世紀ギター:明石現

第一部 春
「モグラにとっては、ほんとのこととは思えないほどすべてがすばらしく、いたるところに春が溢れていました。鳥は巣を作り、花はつぼみをつけ、木々の枝先はほんのり色づき、見るものすべてが幸福そうに輝き、動いていたのです・・・」

第二部 風は忘れさせる
「ああ、モグラ君、なんという美しい調べだ。楽しさやよろこびがわきたってくるような遠い風、あの笛の音・・・」

「現代ギター」 2003年3月号より
  ケネス・グレーアム作の「The Wind in the Willows(邦題 “たのしい川辺”)」という童話に基づく朗読とギターのためのオリジナル作品。劇中使用されている曲はすべてワルツで、いつも朗読と演奏がかぶるわけではなく、単独の朗読の合間にワルツを流したり、朗読の終わり間際にギターが始まったり、あるいはかの<プラテーロと私>のように絡み合ったり・・・。
 朗読のレベルは非常に高く、一聴に値する。明石現のワルツも脱力していて作品の雰囲気に溶け込んでいる。テクニックを誇示するばかりが現代のギターでないことを教えられるアルバムである。

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